パワンムクタ・アーサナ~気の循環促進アーサナ~

こんばんは、Hortensia山手です。

YouTubeにも出した、パワンムクタ・アーサナ~気の循環促進アーサナ~について、説明させていただこうと思います。

まず、パワンムクタ・アーサナのパワンとは「風」、ムクタは「解き放つ」という意味です。

風、邪気を払うアーサナということになります。

特に、関節部分にたまる邪気を払うのに効果があります。(邪気とは、悪魔的なものではないです(笑))

古代インド古典の聖典、アーユルベーダによると、人間の身体は3つの体液、粘液、風、酸あるいは胆汁によってコントロールされていると言われています。

この風とは、胃腸に溜まるガスの他に身体の全ての関節に形成され、溜っている一種の体液と考えられています。これは、ヨーガでいうナディの一種と考えていいと思います。

身体中を走るナディの中を流れるエネルギーとしてのプラーナ(気)は風と考えられています。

※物理的な身体の次元でのナディ(経絡)は体液という形をとるからです。

経絡は融合組織で出来ていて、(今医学ではファシャと言われている部分)その中は体液に満たされています。そして、経絡(ナディ)の中を流れている気が滞りやすいところが、靭帯や骨が入り組んでいる関節部分なのです。

関節部分で気が滞ることによって、リューマチなどの病気が生じてきます。

全体的に悪くなって、特に悪くなった部分にいわゆる病気が生じてきます。

したがって、関節部を走るナディ(経絡)の中を流れている気の巡りを改善することによって、リューマチや神経痛になることを避け、病気を未然に防ぐことが出来るのです。

手足の関節ばかりだけではなく、脊柱の各椎骨間の異常は、脊髄の中のお水の流れ(ヨーガでいうスシュムナの中のナディも)を悪くし、神経機能に影響を及ぼすことになります(ヨーガでは、チャクラやナディも影響を受けます)。

つまり、脊椎を矯正することもいかに大切かが分かると思います。

とはいえ、いきなり脊椎を矯正することは身体に負担をかけます。

まずは、パワンムクタ・アーサナで全身の気血の巡りを整えてから脊椎や仙骨、股関節の矯正体操を行っていくのが最適な方法です。

私が普段、所属している団体の方では、経絡体操クラスは2時間しっかり皆の身体の状態を確認しながら、ゆっくり整えていきます。

店舗やZOOMクラスの方では、2時間は長すぎるかな~と1時間と1時間半のクラスを行っています。

長いと思う時間も1つずつ丁寧に意識しながら行っていると時間はすぐに過ぎてしまうものなのですが、時間だけで見るとどうしても長いと感じてしまいますし、なかなか長い時間を確保するのも忙しい現代人には難しいことなのだと思います。

経絡体操には、数多くのヨーガアーサナを使い、経絡に効果的に効くように、また体操を行う方の状態に合わせて曲げる角度なども指導していきます。

心身の状態を健全にするためにも、まずは身体の状態を整えることが大切です。

身体があって心があり、心があって意識がしっかりと使えてきます。

ご興味がある方は、YouTubeで足指回しから始めてみてください!

きっと、体が軽くなることを感じ、心が軽くなると思います!

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