Hortensia 山手です。
昨日、お客様より
「2人目が無事に産まれました!」
と連絡が入りました。
私、毎回なのですがお客様から出産や結婚式の様子をうかがうとウルウルしてしまいます。
ですので、仕事中連絡が入り、写真など添付されたときには、目が真っ赤になって。。。この涙腺の弱さ、困ったものです。
辛くて泣くことが少なくなったからでしょうか、はたまた歳のせいでしょうか、人様の歓喜に触れるとと涙と嗚咽が漏れこぼれてしまうのです。ええ、「ご安心ください、順調に歳をとっていますから」と言われることは承知しております。((笑))
出産も結婚も過ぎてしまえば、ごく自然で当たり前なことだったと思いがちですが、考えればみれば男女が出会い、皆に祝福されて一緒になれることは当たり前ではありません。また、何事もなく母子共に健康に出産出来るのも当たり前のことではないのです。特に妊娠は奇跡の連続です。
激しい競争社会で生き残った精子が卵子と結合し、受精卵となった時から細胞分裂という不思議な現象が幾度も繰り返されます。そして、皆に励まされ慈しまれながら満を持して赤ちゃんは、この世で産声を上げることが出来ます。「こんにちは、赤ちゃん」です。
妊娠から出産までの過程を学術的に勉強してから、心からに感動するようになりました。
妊産婦さんのケアをすればするほど、皆同じ女性なのに、三者三様で色々です。
私自身も妊娠した際(2回とも)つわりがひどく、2人目の時は出産翌日から家事をしたことで助産師さんに大激怒されました(自宅出産だったので、出来てしまいました)。1か月で職場復帰したことから無理がたたり、その後心身共にしんどい日々を過ごした経験しました。そんな経験から妊娠中の過ごし方や産後の過ごし方について、お節介のアドバイスを毛穴に染み込むようにお伝えしています。そんなやり取りが続いたあと、母子共に無事出産された報告を聞くたびに、和やかな安堵とあたたかく幸せな気分に包まれます。感謝です。
今のこのご時世、とても明るいとは言えない閉塞感だらけの時代です。
未来を案じると不安しかないと、心配されている方も多いと思います。
この時代に敢えて、また今を選んで産まれて来る赤ちゃんは、これを超えられるだけのバイタリティーを生れながらにして兼ね備えているはずです!
きっと、私たち大人よりも、もっともっと創造的で強くたくましいと思います。
私たち大人は、今までの経験、成功体験から物事を判断して、何か事を起こす前から「出来る」「出来ない」と決めがちです。子どもの転ばぬ先の杖を出し過ぎてつぶしてしまうことのないよう、子ども一人ひとりの個性と可能性を大切に伸び伸びと子育てしていきたいものですね。そういう環境作りが親の務めかもしれません。
子育て中のママへ・・
赤ちゃんはどれだけ泣いたって大丈夫です(心臓の病気で泣かせてはいけないと医師に言われていない限り)。赤ちゃんが泣くと周囲の目が気になることもあるでしょう。しかし、周りの目や体裁など気にしないでほしいです。思うように育児が出来ない自分を責めないでほしいです。これは、私自身が1人目の子育てで育児ノイローゼになったから言える事です。
「ちゃんとやらなくてもいい」
「しっかりしなくてもいい」
「できなくてもいい」
赤ちゃんはママを助けるために産まれてきているし、支えてくれます。
赤ちゃんはどんなママだって大好きなんです。だから、時には感情のまま怒って怒鳴ったっていいんです。
ただ、その後、「ぎゅーー--」ってしながら愛していることをしっかり伝えてゴメンね・・って、それで大丈夫なんです。
辛くて泣きたくなったら、赤ちゃんを抱っこしながらいっぱい泣いたらいいと思うんです。
よく、子どもは親の感情を敏感に汲み取るので子どもの前では泣くな・・とおっしゃる方もおりますが、ありのまま一緒に成長していけばいいと私は思います。
子どもが0歳なら、ママだってキャリア0年です。急にママになったからといっても、ママ業は0歳から始まるのです。
…などと、仕事ばかりしている私が偉そうに言えないかもしれませんが((笑))
全ての皆様へ・・
まだまだ、不安な日々は続くと思いますが、自分軸で「こうしなければ」と決めて考えず、自然体の調和(ハーモニー)を大切にしていけば、そして一所懸命に純朴にやっていけたら死ぬほど困ったことにはならないと思います。
今出来ること、為さねばならぬこと、日々目の前にあること、を健気にやっていけば、必ず乗り越えられると思います。
そして、歩んだ道を振り返ればそこには拙くも懐かしい思い出を見ることが出来るはずです。