七草粥

おはようございます。Eikoです。

関東では昨日の雪で交通に影響が出たり、今朝の通勤通学の時間帯は道が凍っていて歩くのが大変だったと思います。

凍った道がまだかなり残っているようですので、外出の際には十分お気をつけださい。

今日、1月7日は「七草粥」の日ですね!!

七草粥を食べる風習は、中国から始まったとされています。中国の前漢(紀元前206~8年)の時代に、「元旦は鶏、2日は狗(犬)、3日は猪、4日は羊、5日は牛、6日は馬、7日は人、8日は穀」と、日にちを動物や人に見立てた占いが行われていました。唐の時代になると、1月7日の「人日(人の日)」に、「七種菜羹(ななしゅさいのかん)」という七種類の野菜を入れた汁物を食べて、無病息災を祈っていたそうです。

その風習が日本に伝わり、かつてお正月に若菜を摘んで食べる「若菜摘み」という風習と結びついて、現在の七草粥のスタイルになったといわれています。

七草粥は、無病息災、長寿健康を願って食べますが、そのほかにも食べる理由があります。それは、お正月のご馳走で疲れた胃を、七草粥で休ませることです。春の七草やお粥には、胃をいたわる作用があるとされています。


七草粥に入っている「春の七草」、それぞれの特徴をご紹介します。

セリ(芹)

名前の由来は、競り合うように生えることから。この名前に「(競争に)競り勝つ」という意味がかけられています。受験などにぴったりの植物といえますね。

免疫力を高め風邪やインフルエンザを予防するビタミンA。疲労回復に効くビタミンB群。疲労回復を手助けするビタミンC。加えて鉄分も多く含まれているため、冷え性・貧血の症状を和らげます。

ナズナ(薺)

ペンペン草とも呼ばれるナズナ。ナズナには、「なでて汚れを取り除く」という意味があるそうです。

セリ同様ビタミンA、B群、C、カリウム、鉄が含まれている他、カルシウムや亜鉛なども含まれています。

ゴギョウ(御形)

ゴギョウとは「人形」のこと。これは、「仏のからだ」を表し、縁起物とされています。

詳しい栄養成分が分かっていないキク科の植物。しかし、咳やのどの痛みを和らげる作用があると言われています。

ハコベラ(繁縷)

「繁栄がはびこる」ことから、こちらも縁起物。腹痛や歯槽膿漏の薬として使用されてきた植物です。

タンパク質が比較的多く含まれ、ミネラルをはじめとした栄養に富んでいます。また、利尿作用のあるサポニン、止血作用のあるクマリンが含まれています。

ホトケノザ(仏の座)

仏様が座っている座のように葉がつくのでこの名前で呼ばれましたが、いまはコオニタビラコと呼ばれ、黄色い花を咲かせます。

高血圧の予防・胃腸の働きを整えます。

スズナ(菘)

スズナは、かぶのことです。すずなは、神を呼ぶ鈴に見立てられたことから「鈴菜」と書くこともあるのだそうです。

胃腸の消化を助けるアミラーゼ、免疫力を高めるビタミンC、むくみを解消するカリウム

スズシロ(蘿蔔)

すずしろは、大根のこと。「汚れのなき清白」を意味します。

スズナ同様、胃腸の調子を整えるアミラーゼ、ビタミンCが豊富で、肌を若々しく保つ効果も。また、食物繊維も豊富で便秘の解消に効果があります。

七草粥は、無病息災を願って食べる行事食。食べることで季節も感じられますし、健康祈願もできます。

今日は、七草粥をいただきましょう(^o^)/

タイトルとURLをコピーしました